建築3Dリアルタイムレンダリング⓪ 〜概要〜
建築は、ただ一つしかありません。
建築はiPhoneのようにみんなが持ってるものではなく、工場で大量生産できるものではないです。
また、完成するまで結果を見ることもできません。
そのためどんなものができるのか、できるまで全くわからないのです。
どんだけきれいで凝った模型を作っても、そのスケールは体感できないし、現場の空気感や街の音や雰囲気は絶対伝わらないものです。
そこで、少しでもできた時の情報を得ようと、様々な手法が編み出されています。
前述の模型もそうやし、手書きのスケッチや、パソコンを使ったリアルなパースまで。
その中で、レンダリングという技術があります。簡単に言うと、リアルなCGを作る技術です。
具体的には、3Dモデルを作り光の反射や透過、屈折を現実世界に近い形でコンピュータに計算させて、画像として1ピクセルずつ描きます。
また、リアルタイムレンダリングと言われる技術もあり、細かい内容は書ききれないし俺自身理解できてない部分が多いけど、レンダリングの映像作品で、再生と同時に毎フレームレンダリングする技術です。ゲームで使われることの多い技術です。
ところで、今年2016年はVR元年と言われており、頭にゴーグルをつけて3D空間に没入できるヘッドマウントディスプレイ――通称HMDが出回るようになり、建築業界でも使用することが見込まれています。
その際に、リアルタイムレンダリングは重要な要素となるでしょう。
初心者でも、たった半日で自分の作る建築の世界を体験出来ます。
今回、このブログでは、SketchUpで作った3Dモデルを、Blenderでレンダリング、もしくは、Blenderを経由してUnrealEngine4でリアルタイムレンダリングする手順を書いていきます。
こんな長編記事初めてで、文章もおぼつかないと思いますが、自分も初めての時につまずいた経験を基にして、初心者がわかりやすく、また読み飽きないように書こうと思いますので、何卒お付き合いください。
ブログを読む時間は考えられていませんが、デュアルディスプレイでこのブログを読みながら作業すれば、半日あれば出来ます。
評判がよければ動画も上げて行こうと思います。
根気なんて要りません。
勢いで行っちゃいましょう!
次回はソフト(アプリ)の紹介をします。
建築3Dリアルタイムレンダリング